プリント基版の設計段階から行うノイズ対策

ノイズ対策を考慮したプリント基板設計のポイントノイズ対策を考慮した
プリント基板設計のポイント

信号ラインは平行に配線しない

異なる信号線をプリント基板上で配線する場合、クロストークの発生をケアする必要があります。 上記の例では、2本の信号配線が平行に走っている部分が非常に長くなっています。このように パターンが平行に走る距離が長くなると、クロストークの影響を非常に受けやすくなり、ノイズに よる誤動作の危険性が高まります。

上記のようにプリント基板上で2本の信号配線を長く引かなければならない場合は、平行となる 距離を極力短くなるように設計することが、ノイズの影響を受けにくくする基板設計のポイントです。 基板の制約上の問題もありますが、信号線が平行に走るとクロストークが発生しやすくなるので 注意が必要です。

プリント基板上で信号線を取り扱う場合は、信号線同士がクロストークを起こさないように、部品実装位置を検討したりパターンを工夫するなどして、できるだけ信号線が平行に走らないように設計することが必要です。信号線が平行に走る距離が長ければ長いほど、クロストークノイズの影響を受けやすくなり誤動作の原因にもなります。

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