プリント基版の設計段階から行うノイズ対策

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プリント基板設計のポイント

シャント抵抗は検出ラインに注意する

 

回路の電流を検出する目的で使用されるシャント抵抗(電流検出抵抗器)は、電流ラインから検出する為の信号を取り出せばよいという事ではありません。
上記の様に、抵抗より少し離れた位置から検出信号を取り出すと、パターン抵抗と電流による電圧降下で測定電圧の値が低くなり、電流検出の精度が悪くなってしまいます。

シャント抵抗を使用して電流を検出する信号を取り出す際は、シャント抵抗の近くから取り出すようにします。

上記の様に電流ラインではなく、端子付近から分岐して配線します。
このように配線することで、電流ラインの抵抗の影響を受けにくく誤差の少ない、検出信号を取り出すことが出来ます。

回路の電流を検出する目的で使用されるシャント抵抗(電流検出抵抗器)は、パターン設計時に信号検出ラインに注意しなくてはいけません。
取り出す場所によっては、精度が悪くなり誤差のある信号となってしまいます。
誤差の無い信号を取り出すために、シャント抵抗の端子付近から取り出します。

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