プリント基板技術者のつぶやき

GND関係

GND分離

基板上のアナログ回路とデジタル回路のGND分離について考えましょう。

デジタル回路の信号ノイズがアナログ回路に漏れ込むのを嫌ってDGND と AGND の2種にして分離する人が多いのではないでしょうか。

しかしながら、最近の回路ではアナログ回路と言ってもCPUなどのデジタル回路と信号がつながっている事が多いため、GNDを分離した場合には、その配線のリターンパスが大きく阻害される事になります。

リターンパスを阻害するとコモンモードノイズを増大する事になって不要輻射を増大させる事につながります。

アナログへの信号ノイズを防ぐか、不要輻射を低減させるか、の2者選択になっているような形です。

A/D回路などはどうでしょう。

アナログ入力信号とデジタル出力信号、そしてコントロール信号、GNDを分離した場合に ICの中まで含めて電流のリターンをきれいに描けるGND分離が可能でしょうか。

分離する/しない のどちらが良いとは一概には言えません。

私は、デジタル回路ブロックから独立した回路構成のアナログ回路であれば GND分離する事もありますが、デジタルGNDに漏れるノイズをパスコンなどで極力抑える事、基板上でアナログとデジタルのブロックを物理的に離す事などで、GND分離をしないで全ベタGND で対応する方がよりベターだと考えています。

次回は、一点アースについて

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