プリント基板技術者のつぶやき

大電流関係

大電流基板とは

普通のプリント基板に比べ、桁違いに大きい電流を流すプリント基板のことを言います。

大電流を扱う機器は、工場の配電盤、工作機械、産業機械、自動車、電車、ロボットなど様々な用途があります。

自動車用の機器の電流は2[A]~100[A]ですが、こんな大電流の用途にもプリント基板が使われるケースがあります。

プリント基板のパターンに大電流を流すためには、パターンに流す電流量にあった銅パターンの断面積を設定する必要があります。

ここで、大電流基板の設計で重要なことは、現在のプリント基板の一般的な製造方法であるエッチング法では銅表面に描いたエッチングレジストのパターンが銅のパターンに転写されます。

しかし、銅箔が厚くなると、仕上がった銅パターンはレジストパターンからずれて、転写の精度が落ちていきます。

そのため、普通の信号伝送用の基板の設計と同じイメージで大電流基板を設計することはあまり好ましくありません。

実際に想定される問題としては、普通の基板に搭載できた部品が導体の厚さを厚くした大電流基板ではエッチング法の転写精度のばらつきにより部品を搭載するPADの形成不良により大電流基板では普通の基板で使用できる部品が使用できないケースがあります。 

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