プリント基版の設計段階から行うノイズ対策

電流・熱を考慮したパターン設計のポイント電流・熱を考慮した
パターン設計のポイント

電解コンデンサは熱源の近くに配置しない

電源回路などに使用される3端子レギュレータは、発熱しやすくヒートシンクが必要なことがあります。上記の例ではDIPの3端子レギュレータを使用されており、ヒートシンクで放熱されていますが、使用されている電解コンデンサが、熱源であるレギュレータとヒートシンク近くに配置されています。電解コンデンサは熱に弱い部品の為、熱の影響を受けやすい位置に配置すると寿命が短くなってしまいます。

熱源の近くに電解コンデンサを近づけないように注意します。上記の様に電源回路などで近くに配置したい場合でも、3端子レギュレータやヒートシンクから少し離れた位置に配置します。熱源から離すことで電解コンデンサの寿命を延ばすことができます。

電解コンデンサは熱に弱い部品ですが、電源回路など発熱する部品の近くにも使用されます。熱の影響を受けやすい場所に配置を行うと、劣化が早まり寿命が短くなってしまいます。プリント基板設計時は、熱の影響の少ない最適な場所に配置することが大切になります。

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