ノイズ対策の用語集

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電源ノイズ

電源ノイズ

電源ノイズとは、スイッチング電源や接点のオンオフにより発生するノイズのこと。
スイッチング電源で起こる高周波のリンギングや、電子機器から発生するノイズが電源ラインに受けることで発生します。

周波数が高いノイズほど電源の電線間から流れるのではなく、電線を電波のように伝わってきます。さらに、場所が近く大電力の場合は直接電波となって放射し機器に影響を与えることもあります。

基本周波数の波形に対してその整数の数倍の周波数の波形は、高調波と呼ばれます。
高調波は、インバーターを使用した製品などから発生し電源の波形を歪ませ、障害を発生させるノイズとなります。

電源ノイズの対策としては「電源ラインにノイズフィルタを入れてノイズを減らす」「スイッチング周波数を遅くして、ノイズ発生量を減らす」「スイッチング素子にサージアブソーバ(RCスナバなど)を入れてスパイクを抑制する」などがあります。
プリント基板に使用される電源ノイズ対策には、高周波ノイズを除去するインダクタと抵抗を併用したフェライトビーズがよく用いられます。

その他ノイズ対策に役立つ用語はこちらからご覧ください↓
https://www.noise-counterplan.com/glossary/

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