ノイズ対策の用語集

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マッチング回路

マッチング回路

マッチング回路とは、インピーダンスマッチング(整合)された回路のこと。

インピーダンスマッチング(整合)とは、入力側と出力側のインピーダンスをあわせて設計することです。
高周波の回路では、回路間でのインピーダンスマッチング(整合)、つまりマッチング回路がとても重要になります。

なぜなら、信号の伝送路で、受け取り側回路の入力インピーダンスと送り出し側回路の出力インピーダンスを合わせることで、整合が取れて最大の伝送が可能になるからです。

マッチング回路にはインダクタやコンダクタが使われますが、理想的な素子と違って損失があります。
この損失を表すにはQ値が使われ、これはQuality Factor(品質係数)の略語になります。
周波数によってQ値は変わり、Q値が高いほど損失が少なく高周波用インダクタとして優れているといえます。

つまり、大きいQ値は損失が少ないインダクタやコンデンサということになります。

高速デジタル信号で「伝送線路とドライバ」や「伝送線路とレシーバ」の間でインピーダンスマッチングが取れていない時、オーバーシュートやアンダーシュート、またはリンギング等が起こります。

これらを防ぐために、ドライバやレシーバ近くにインピーダンスマッチングのための回路を挿入してマッチング回路を作ります。

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