オーバーレジスト
オーバーレジストとは、ソルダレジストの開口サイズに対して、銅パッドやランドのサイズを大きめに設計する手法のこと。
オーバーレジストは英語ではOver-Resistと表記し、over(覆いかぶせる)とresist(保護膜)を組み合わせた技術用語です。レジストの保護層がパッド端まで被さるようにすることで、基材と銅箔の接合強度を高める設計アプローチとなります。
レジストは基板表面に塗布される薄い保護膜のことですが、役割としては銅回路の酸化防止や不要なはんだ付きを防ぎます。通常、パッドの銅箔面よりも開口を若干大きく取ってはんだ付け面を確保しますが、オーバーレジストでは逆にレジストがパッドの端を覆うように設計します。これによりパッドが基材から剥がれにくくなり、機械的強度が向上するのが最大の特徴です。
オーバーレジストは、特に繰り返しのはんだ付け作業やコネクタの脱着などで力がかかる部分に有効です。レジストがパッドを包み込むことでパッド剥離やクラックのリスクを低減し、基板全体の信頼性向上につながります。
一方で、オーバーレジストにはいくつか設計上の注意点があります。レジストがパッド側までかかる分、はんだ付け可能な露出面積が減少するので、レイアウトスペースが制約される場合があります。また、周辺の配線間隔が狭い場合などは配線設計にも影響を及ぼす可能性があります。
オーバーレジストは、基板の耐久性や製造安定性を高めるための有効な設計手法であり、特に高信頼性が求められる製品や機械的負荷の大きい用途で積極的に採用されています。最適なレジスト設計は、基板性能と実装性のバランスを取る重要なポイントと言えるでしょう。
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