ファストトランジェントバースト
ファストトランジェントバーストとは、スイッチの切り替えなどで一瞬だけ繰り返し発生する電気的なノイズのこと。
電気製品が思わぬ誤動作を起こす原因の一つに、瞬間的に発生するノイズがあります。
スイッチのオン・オフやリレーの切り替えなど、家庭や工場でごく普通に行われる操作によっても電源ラインには短い時間だけパルス状のノイズが繰り返し発生します。
これが「ファストトランジェントバースト(EFT/B)」と呼ばれる現象です。英語では、Electrical Fast Transient/Burstと表記されます。
ファストトランジェントバーストは持続時間が非常に短い一方で繰り返し発生するため、電子機器の回路に影響を与えやすく、操作パネルが反応しなくなったり、通信機能に一時的な不具合が出たりすることがあります。
日常的な電気の使われ方でも起こる現象であるため、機器メーカーは製品を出荷する前にファストトランジェントバーストに対して正常に動作できるかどうかを確認する必要があります。
そのために行われるのが「EFT/B試験」です。
国際規格 IEC 61000-4-4 に基づき、専用の試験器で疑似的にファストトランジェントバーストを発生させ、電源線や信号線に重ねて機器に印加します。
印加中の一時的な乱れは許容される場合もありますが、試験後には必ず正常な状態に戻ることが求められます。
普段ファストトランジェントバーストを意識することはありませんが、実際には私たちの身の回りで常に起こりうるノイズです。
こうしたファストトランジェントバースト試験を通して耐性を確かめることで、電気製品の安全性や信頼性が確保されています。
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