プレスフィット端子
プレスフィット端子とは、機械的に基板とコネクタなどの部品を接続できる端子のことです
はんだ付けが不要で、機械的な圧入のみで確実な接続が可能となるため、
製造工程の簡略化や環境負荷の軽減が期待できます。
主に電子機器や産業用機器で使用され、
高い信頼性とメンテナンス性の向上が求められる場面で活用されています。
プレスフィット端子は、プレスフィットピンやプレスフィットコネクトとも呼ばれています。
プレスフィット端子は、接続部分に微細な弾性を持つ特殊な形状をしています。
基板の貫通穴(スルーホール)に圧入することで、安定した電気的・機械的接続を実現します。
この圧入による接続は、適切な圧力と摩擦力によって形成され、長期間にわたる安定した導通を確保することができます。
プレスフィット端子のメリットは、「はんだ不要」「環境負荷の低減」「高い信頼性」「リワークが可能」などが挙げられます。
一方で、プレスフィット端子のデメリットは、「ピン圧入で専用治具が必要」「コネクタ実装は独立工程が必要」などがあります。
プレスフィット端子を導入することで、製造工程に、専用治具を導入するための初期費用がかかるとしても、製造コスト削減が見込めるため、長期的な目線で考えると、メリットのほうが大きい場合もあります。
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